〜携帯に記録した入院中のこと〜

★12月9日(月)入院日

私を足止めするかのように大雪の朝になった。30分以上ダイヤが乱れ某駅で全く予定外の時間に。
15分前に病院へ連絡する。遅れながらも到着。
着くとすぐに中絶同意書と処置入院料を出し病室へ入ると個室だった。
すぐに麻酔を有効にする注射と検温37.4度。なぜか熱があった。かなりまともに寝ていなかったから
体調も崩していたみたい。入院着、産褥ショーツにでっかいナプキンを当て心電図を取る。
終わるとすぐベッドへ戻りトイレを済ませて待機。

初めての処置

オペ室へ。 2番目に不安なラミナリア挿入。これは医師しかやらない作業らしく先生が来るまで
膣周囲の陰毛を相当短くカットされる。固い苦手な分娩台で待つ事に。
腰をやってると背中がツリそうになり逃げ出したくなった。ドキドキしながら先生を待つ。
来た。先生が来た。始めに外陰部を消毒し子宮口をなにやらつついてる様子。
条件反射で身体に力が入ってしまう。すかさずナースに力抜いて!
と言われ深呼吸するとツラいのが少しだけラクになる。続けて子宮口の消毒。これがかなり痛い。
看護婦さんは都度なにをしているか伝えてくれ安心できる。
子宮口へ当てがうような拡張する器具みたいなものを入れた。押しつけられてる感じがあり
グヘッと声出そうになった。そしてラミナリア(以下=ラミ)が入る。
痛い、痛い、痛い。
早く終わって!と思いながらも一番辛いのはベビーであって、この子にとって快適な環境を
どんどん破壊していられなくする作業を選んだ自分への怒り。痛みより悲しみのほうが大きかった。
グッと堪えて、そんな事を考えていたら終わった。深呼吸した。
ラストの2本で食い縛ったけどヘルニアの急性期より痛みは薄かったけど
子宮がポンプになったような圧迫痛がある。く、く、苦しい・・・
歩行禁止なのでストレッチャーで移動。重傷患者にでもなった様な妙な気分。



2度目の処置

ラミ交換です!と連絡が入る。今日の午後の部。またぁ?と言えるほどの処置。
でもこれを超えないと手術はできないし一度環境破壊を始めたら、後戻りはできない。
今回からはラミ抜き、さらに新しいものを入れる事があるからもっとキツイ処置に入る。
おそろしいラミナリアは水分を含んで抜く時に違和感というより子宮圧痛の苦しみがある。
疲れてるし寝不足だから余計そう感じるのかもしれないけど。
医師回診の時、経産婦なのに子宮口が固い固い、なぜだろうと難しい顔してました。
1人目の時、どこ縫ったか?って聞かれてよく分からないとしか言えなかった。形も狭窄があるみたいで
子宮縛ったことあるのか?とかいっぱい聞かれた。専門知識出されても分からないよ。
9日はじめての昼食はスパゲティミートソース、レストラン風コーンスープ、ブロッコリーとレタスのサラダ
オレンジ、ミルクティ。洋食です。朝から禁水、禁食だったのでミルクティがやけにおいしく思え癒されながら
味わってゆっくり食べた。喉が乾いてただけじゃなくて本当においしかった。
夕食は焼鮭、ミルクティ、味噌汁(多分にぼしダシ) 五目卵そぼろ、炊込ごはん、柿




★処置前中と後の禁止事項

処置の朝は水、食禁は原則。いつどんな事態になるかを考え麻酔を打ってもOKなように
配慮しているのか、どうなのか?よく分かりませんが指示に従います。
そして処置後1時間は起きる事、寝返りを打つことが禁止される。
もし守らないと、ズレたりするから、もう一度ラミ交換になります。
あお向けのまま時間が過ぎてラミが少しでも膨張するのを待つしかありません。
特に右足の坐骨神経痛とと腰が辛すぎる。
ラミナリア入れる時、オペ台に乗っている事が辛くて早く終わらせてほしくて、必死に耐えた。
処置よりもなによりも腰のほうが辛くて、つい浮かせると叱られて直す。
この繰り返しでなんとか終わる。入院中は4回処置+最後に除去作業の計5回は
オペ台に乗り苦痛に耐える事に。




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